どうも、RABBIと申します。
今回はフィナンシェを作りました。
フィナンシェは、フランスの焼き菓子ですね。
フィナンシェ(financier)はフランス語で、「財界人、金融(資本)家、金持ち」という意味。
この形が、そうした富裕層の持つ金塊に似ていたことから「フィナンシェ」と名付けられたそうです。
まあ、一説にすぎませんが。
フィナンシェは、卵白を使うお菓子。
卵黄は使わないので、余りがちな卵白の消費にもってこい。
「卵黄使わないお菓子って、おいしいの?」なんて思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし卵白と合わせるのは、焦がしバターとアーモンドプードル。
めちゃくちゃ美味なんです、これらの風味が。
卵黄なんていりません、このお菓子には。
マドレーヌよりも、ちょっと贅沢、上品、大人の味、って感じでしょうか。
しかしながら、作るのは難しくありません。
高級感ありながらも、結構簡単に作れます。
周りの方にプレゼントすると、喜ばれること間違いなしでしょう。
ぜひ、挑戦してみてください。
それでは、いきます。
【分量(8個分)】
卵白 70g
グラニュー糖 60g
水あめ 10g
薄力粉 30g
アーモンドプードル 30g
バター(無塩) 70g
バニラエッセンス 5振り
1. ボウルに卵白70g、グラニュー糖60gを加え、軽く混ぜる。
<ポイント>
混ぜるときは軽く、です。
混ぜすぎるとメレンゲになり、食感や焼き色が変わってしまいます。
卵白とグラニュー糖が混ざれば、それで十分です。
2. 1.に、水あめ10gを加え、混ぜる。
<ポイント>
水あめがなければ、はちみつでもOKです。
私はマドレーヌとの差別化を図りたかったので、水あめにしました。
はちみつの方がおいしそうな感じがするかもしれませんが、水あめでも十分いい味になりますよ。
ちゃんとしっとりしますし。
また、人によっては転化糖を入れることもあります。
転化糖は水あめとよく似ていますが、水あめよりも甘味が強く、しっとりさせる力も強い模様。
転化糖を使うのであれば、結構甘くなるのでグラニュー糖を5gほど減らした方がよいかも。
3. 2.に、ふるった薄力粉30g、アーモンドプードル30gを加え、混ぜる。
4. 鍋にバター70gを入れ、弱火にかける。こげ茶色になるまで、混ぜながら加熱する。
<ポイント>
いわゆる焦がしバターです。
普通のバターでも問題はありませんが、焦がした方がよりリッチな風味となります。
5. 4.を3.に加え、混ぜる。
6. 5.にバニラエッセンスを5振り分加え、混ぜる。
7. 6.を型に流し込む。そして230度に予熱したオーブンに入れ、220度で20分焼く。
<ポイント>
フィナンシェは、寝かせる必要はありません。
そもそもお菓子作りにおいて「寝かせる」という工程は、グルテンを落ち着かせ、
・生地が硬くなりすぎないようにしたり、
・しっかり膨らませる
ため。
しかしフィナンシェは、粉の量が比較的少ないので、焼いても硬くなるということは基本ありません。
膨らませるお菓子でもありませんし。
なので、寝かせなくてもよいのです。
むしろ寝かせてしまうと、問題になります。
時間が経つとバターの油分で、生地が硬くなってしまうからです。
生地が硬くなると、型に上手く入れらません。
ですので材料を混ぜ終えたら、生地はすぐに型に流し込みましょう。
まとめ
以上です。いかがでしたでしょうか。
焦がしバターとアーモンドの、エレガントなテイスト。
外はカリカリ、中はしっとりのテクスチャー。
もう最高ですよ。
卵白が余っていたら、ぜひこのフィナンシェで消費してみてください。
ここまでお読みいただき、どうもありがとうございました。
最後に、オススメのアイテムをご紹介しておきます。
以下からご購入いただけると、少しでも研究費となるので大変助かります。
今後も皆様に有益な情報をご報告して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、お疲れさまでした。
<フィナンシェ型>
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フィナンシェの型で、8個まで焼けます。
値段が高い…ですが、
熱の伝導良し、型離れ抜群、水に強く錆びにくい、耐久性があるといった、超優れもの。
ブリキの型は、オススメですよ。
<ストレーナー>
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小、中、大の3点セット。
こすのにも、粉をふるうのにもOK。
先端に取っ手(?)のようなものが付いているので、ボウルにかけた状態で使えます。
片手で持つ必要がないということです。
動画でも使用しています。
また、フックにかけられるようにもなっているので、収納に便利。
以上。