どうも、RABBIと申します。
今回はブランマンジェを作りました。
ブランマンジェ(blanc-manger)は、フランス菓子の一つ。
"blanc"が「白い」、
"manger"が「食べ物」
で、「白い食べ物」という意味。
その白さからはわかりませんが、アーモンドを使った冷菓ですね。
一般的な作り方としては、まず砕いたアーモンドを牛乳と一緒に温めます。
そしてアーモンドの香りが移った牛乳をこし、冷やし固める―
簡潔に述べましたが、これがオーソドックスなレシピ。
しかし私は、これにもう一手間かけます。
何かと言うと、アーモンドスライスをローストするのです。
面倒くさいですが、これがよりよくするための秘訣。
その点も含め、本記事では作り方をご紹介して参ります。
【分量(8cmココット5個分)】
牛乳 400cc
生クリーム 100cc
アーモンドスライス(生) 100g
グラニュー糖 60g
アマレット 15cc
板ゼラチン 6g
サラダ油 適量
1. 板ゼラチン6gを、たっぷりの水に浸す。そして、1分以上放置。
2. フライパンにサラダ油を引き、生のアーモンドスライス100gを入れる。そしてほんのり焼き色がつくまで、弱火で炒める。
<ポイント>
➀アーモンドスライスをわざわざ炒める理由。
それは、アーモンドの香ばしさを余すことなく引き出すため。
冒頭で触れたように、一般的には鍋で煮るだけです。
しかしそれだと、実はアーモンドの香りはあまりしません。
あくまで私の感じ方ではありますが、「ほんのり」くらいのレベル。
せっかく用意したアーモンドスライス。
それを最大限に活用したくば、ローストすべし。
香りが断然違います。
②炒めるときは、こまめにかき混ぜます。
でないと、焦げます。
薄いので焦げやすいのです。
③焼き色にムラがあっても、問題ありません。
全体として、薄い茶色になっていればOK。
それ以上火を通すと、やはり焦げます。
3. 2.を麺棒でつつき、細かく砕く。
<ポイント>
細かく砕くことで、アーモンドの風味をより引き出せます。
4. 鍋に牛乳400cc、グラニュー糖60g、3.のアーモンドスライスを入れ、弱火にかける。
5. 4.が沸騰直前になったら、火を止める。そして蓋をし、15分以上放置。
<ポイント>
動画では「沸騰し始めたら」と書いてあります。
しかし泡が「ぷくっ」と出始めたら、火を止めてください。
すみません、間違ってて…
沸騰すると、表面に牛乳の膜ができます。
これは「カゼイン」と呼ばれる、牛乳のタンパク質。
つまり膜は、牛乳の栄養や旨味が逃げ出てしまっているということ。
なので沸騰させないよう、ご注意ください。
6. 5.をこして、ボウルに移す。そして5.が温かいうちに1.のゼラチンを入れ、溶かして混ぜる。
7. 6.を再び鍋に戻す。そしてとろみがほんの少しつくまで、弱火で混ぜ続ける。
<ポイント>
一般的には鍋に戻さず、氷水をボウルにあててとろみをつけます。
しかしこのレシピは、ゼラチン少なめ。
氷水で冷やしても、中々とろみがつきません。
とろみがつかないと、冷蔵庫に入れても固まりづらい。
なので再び弱火で加熱して、ほんの少しとろみをつけてやりましょう。
ちなみにゼラチンが少なめなのは、食感を極力軽くするため。
8. 7.にとろみが少しついたら火を止め、生クリーム100cc、アマレット15ccを加えて混ぜる。
<ポイント>
アマレットは、アンズの核を使ったリキュール。
アーモンドの香りがするとよく言われます。
医薬品のニオイにしか思えないのですが…
ブランマンジェにはこのアマレットを入れることが多いです。
私も風味付けで入れているのですが、少しクセのある甘さかなと。
なので、入れすぎ要注意ですね。
この分量だと、15ccくらいがちょうどいいかなと思います。
9. 8.をココットに流し入れ、粗熱をとる。そして冷蔵庫に入れ、3時間以上冷やす。
<ポイント>
動画では「2時間以上」としていますが、できれば3時間以上がいいですね。
その方がしっかり冷え、味もよりなじみます。
この「3時間」という時間は、ブランマンジェに限った話ではありません。
他のお菓子でも3時間以上、もっと言えば一晩くらい置いとくといいです。
まとめ
以上です。いかがでしたでしょうか。
若干動画と食い違っている箇所があって、申し訳ございません。
本記事の方が新しいので、こちらを信用していただければ幸いです。
作り方はご紹介した通りですが、やはり味は実際に作ってみないとわからないかと。
想像つかないですよね、きっと。
「香ばしい」と言うと、焼いて作る料理のイメージが強いと思います。
でもブランマンジェは違うのです。
ローストした香ばしさに、冷やしたミルクの甘味。
ギャップを味わえるお菓子なのです。
気になった方はぜひ、ご挑戦を。
ここまでお読みいただき、どうもありがとうございました。
最後に、今回使ったオススメのアイテムを以下に載せておきます。
以下からご購入いただけると、少しでも研究費となるので大変助かります。
今後も皆様に有益な情報をご報告して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、お疲れさまでした。
<ココット(直径8cm)>
[楽天]
|
[Amazon]
直径8cmのココット。
ブランマンジェ以外にも砂糖やソースなど、小物を入れるのにもピッタリです。
8cmというと、少し大きめに感じるかもしれません。
しかし実際手に持ってみると、これくらいがちょうどいいですね。
案外、想像するほど大容量というわけではありません。
かといって、ちょっとしか入らないというわけでもないです。
私は、楽天の6個セットのものを買いました。
<アマレット>
[楽天]
|
[Amazon]
ディサローノ社のアマレット。
イタリア産、700ml入。
以下、楽天サイトより引用:
秋杏の核、アーモンド、バニラビーンズ、カカオから抽出した100%ナチュラルな抽出液を原料に造られています。
アーモンドやバニラの豊かな香り、上品な甘さをまとったフルーティーな味わいをお楽しみください。
使い道としては、ブランマンジェの他にアマレッティも挙げられます。
卵白を使ったイタリア菓子で、この「アマレット」という名前の由来。
ぜひこの機会に、試し買いしてみてはいかがでしょうか。
「700mlもいらんわ!(#゚Д゚)」
という方は、200ml版もあります。
今のところ楽天のみですが…
[楽天]
|
以上。