どうも、RABBIと申します。
今回はトマトパスタを作りました。
トマトパスタは、その名の通りトマトのパスタ。
トマトパスタにも、アラビアータやペスカトーレなど様々な派生形があります。
が、ここでのそれはもちろん総称ではありません。
本レシピで紹介するのは、ベーシックなトマトパスタ。
スパゲッティーニにトマトソースだけを絡めた、極めてシンプルなものです。
ですがシンプルだからこそ、そのトマトソースが鍵となります。
どのようにしてコクや甘味、香りを出すか…
そうしたポイントを一つ一つ踏まえ、本記事ではその作り方を解説。
とことんこだわったトマトソース、ぜひ挑戦してみてください。
それでは、いきます。
【分量(1人分)】
スパゲッティーニ 80g
水 1000cc
塩 小さじ1
トマトソース 150g(※総量約380gのうち、一部を使用)
|ホールトマト 1缶(400g)
|オリーブオイル 大さじ2
|たまねぎ 1/4個(約50g)
|にんにく 2片
|塩 小さじ1/2
|オレガノ 小さじ1/2
|はちみつ 大さじ1
|粉チーズ 10g
パセリフレーク 適量
1. まずはトマトソースから。たまねぎ1/4個を、みじん切りにする。
<ポイント>
➀たまねぎ1/4個といっても、ものによって大きさが異なります。
目安は50gくらいと捉えてください。
②たまねぎと一緒に、にんじんやセロリを入れるレシピもあります。
実際に私もやってみたのですが、玉ねぎだけの方がよかったですね。
他の野菜も入れた方が、甘味やコクが出ると思ったのですが…
特に出ませんでした。
また、野菜の量を増やすとある問題が発生。
後で加えるホールトマトが、あまり煮詰まらなくなるのです。
ホールトマトを煮詰めるという工程は、トマト本来の甘味やコクを引き出すのに不可欠。
ですが具が多いと、トマトの水分が飛ばせません。
具が水分を吸ってしまうので。
結果煮詰まらず、トマトの自然な甘味やコクを、逃がしてしまうことに。
なので野菜の量は、たまねぎだけで少なめにするのがよいでしょう。
セロリは下ごしらえするのも、面倒ですしね。
2. にんにく2片をそれぞれ二等分に切り、芯を取り除いてみじん切りにする。
<ポイント>
にんにくは、ホールトマト1缶に対して2片使った方がいいですね。
多いように思えるかもしれませんが、1片だと香りが物足りなかったです。
3. フライパンにオリーブオイルを大さじ2入れ、弱火にかける。そして1.のたまねぎを加え、炒める。
<ポイント>
オリーブオイルの量は、ホールトマト1缶に対し大さじ2が良し。
他のレシピでは40~50ccと、たっぷり使っていることが多いです。
私も最初はそれくらい入れてみたのですが、イマイチでした。
たっぷり入れると、当然のようにオリーブオイルの主張が強くなります。
そうなると、トマトの自然な風味が損なわれるような感じに。
なので私は、やや少なめに。
大さじ2だと、乳化もしやすいですし。
4. たまねぎが薄く色付いてきたら、3.に2.のにんにくを加える。
<ポイント>
にんにくをたまねぎより後に加えるのは、にんにくの方が焦げやすいため。
みじん切りにした際、にんにくの方が細かくなりますからね。
5. 4.に、塩小さじ1/2を加える。そしてヘラで適宜かきまぜながら、薄い飴色になるまで加熱する。
<ポイント>
➀塩を使うのは、味付けというよりは炒める時間を短縮するため。
水分が抜けやすくなるので。
また、甘味を引き出す効果もあるとかないとか。
②たまねぎは、甘味を出すべく飴色になるまで炒めます。
ただし、加熱するのはやや薄めの飴色になるまで。
あとは余熱で、ゆっくりと濃い飴色に変わっていくので。
6. 火を止める。ミキサーまたはフードプロセッサーにホールトマト1缶を入れ、撹拌する。
<ポイント>
➀使うホールトマトは、かなり重要。
ものによっては、酸味が強かったりするので。
こればっかりは試してみるほかないですが、オススメはトップバリュのホールトマト。
酸味が控えめでクセもなく、甘味やコクもしっかりと感じられます。
カルディのホールトマトも使ってみましたが、酸味が強すぎてダメでした。
②面倒ですが、ホールトマトは必ず攪拌します。
ソースをムラなく煮詰めることができ、滑らかに仕上げられるので。
また、これは後から知ったことなのですが、撹拌することでまろやかさも出るようです。
攪拌することでトマトの皮や細胞が壊れ、とろみのもととなるペクチンがより出やすくなるとのこと。
詳細は以下の記事を。
7. 6.のトマトを5.に加え、再び弱火にかける。そして、ヘラでよく混ぜる。
8. 7.にオレガノ小さじ1/2を加え、軽く煮詰まるまで加熱する。
<ポイント>
➀ハーブは、清涼感のある香りを出すために使います。
中でもオススメなのが、(乾燥タイプの)オレガノ。
日持ちするので。
生のバジルでもいいのですが、開封すると数日で色が落ち始めたりします。
保存が利かず、使いきれないまま捨てることに繋がりかねません。
まあバジルでも乾燥させたものなら、いいんですがね。
しかしオレガノは保存だけでなく、汎用性の点でも使えます。
肉や魚の臭み消しにも効くので。
ちなみに使う量の目安としては、ホールトマト1缶に対し小さじ1/2。
小さじ1入れると、風味がややキツくなります。
②煮詰めることで、少しながらトマトの甘味を引き出せます。
目安としては、シンプルにとろみがついたらOK。
9. 8.にはちみつ大さじ1と粉チーズ10gを加え、混ぜる。混ざったら火を止め、適当な容器に移す。
<ポイント>
➀はちみつを入れるのは、甘味を足すため。
たまねぎやトマトを加熱することでも甘味は出ますが、実は高が知れています。
期待するほど、野菜から甘味は得られません。
なので野菜だけでは足りない甘味を補うべく、はちみつを入れているのです。
普通の砂糖でも甘味は出せますが、はちみつの方がコクや風味も深まりますし。
ちなみに量は大さじ1が良いかと。
大さじ2入れてみたら、甘すぎました。
②粉チーズを入れるのは、コクを足すため。
ないと物足りないというか、飽きやすいソースになってしまいます。
量は、10gくらいが良いと思います。
5gだと、少しコクが足りませんでした。
かといって入れすぎもNG。
たくさん入れてしまうと、ソースがかなりドロドロになります。
コクと滑らかさのバランスを考え、やはり10gほどで。
③使う粉チーズは、王道ですがクラフトのものがオススメ。
粉チーズも、色々なメーカーのものを試してみました。
ですが他は、臭いものが多かったですね(特に安いものは)。
クラフトの粉チーズは80gで400円弱と、結構お高め。
ですが風味の悪い粉チーズを使ってしまうと、トマトソース全体の風味も損なわれます。
なので少しお金はかかりますが、ぜひクラフトのものをご使用くださいませ。
④粉チーズは、このタイミングで入れてください。
トマトを軽く煮詰めた後です。
煮詰める前に入れてしまうと、ソースが早い段階で「ドロっ」とした感じになります。
そうなるとトマトが煮詰まりづらくなり、トマトの甘味が十分に得られません。
なので、粉チーズは最後の仕上げとして入れるように。
⑤移す容器は、ガラスのものがオススメ。
プラスチックだと、ニオイが移るので。
⑥できれば1~2日冷蔵庫で寝かせてください。
味がなじんで、コクや甘味が少し深まります。
10. 次はパスタ。鍋に水1000cc、塩小さじ1を入れ、中火にかける。沸騰してきたらスパゲッティーニ80gを入れ、6分ほどゆでる。
<ポイント>
➀パスタをゆでるときに、塩を入れるか入れないか―
という論争がありますが、私は入れます。
その方が下味がついて、少し美味しく感じるので。
以前テレビで「塩を入れても意味はない」「むしろ入れない方がいい」といったような情報を見た記憶がありますが…
塩ありと塩なし、両方試したところ、塩なしは味が若干物足りませんでした。
なので好みの問題でもあるかもしれませんが、私は入れた方がよいかと。
②動画では鍋でなく、ニトリの調理容器(パスタ用)を使っています。
電子レンジで茹でられるのが特徴。
メリットは火に気を付ける必要がないのと、鍋より洗うのが少し楽な点でしょう。
ただ、サイズ面でちょっと難が…(詳しくは動画を)
ちなみにこの容器で茹でる場合、水と塩の量は半分(500ccと小さじ1/2)です。
11. フライパンに9.のトマトソースを150g入れ、弱火で加熱する。
12. 火を止める。そしてゆで上がった10.のパスタを11.に加え、よく絡ませる。
<ポイント>
パスタは、きっちり湯切りしなくて可。
少しゆで汁が入る方が、ソースとの絡みがよくなります。
13. 12.を皿に盛り付ける。そしてパセリフレークを適量かけ、完成。
<ポイント>
パセリフレークをかけるのは、単に見栄えのため。
緑を加えた方が、彩りが少しよくなるので。
バジルを使ってももちろんOKです。
なんなら何もかけなくても、特に問題はないでしょう。
まとめ
以上です。いかがでしたでしょうか。
このトマトパスタ、クセがなくて非常に食べやすいと思います。
よくありがちな酸味を抑えるよう、甘味とコクを出しているので。
このレシピ通り作れば、失敗することはほぼないでしょう。
ですので美味しいトマトパスタを目指したい方、ぜひお試しを。
ここまでお読みいただき、どうもありがとうございました。
お疲れさまでした。
最後に、オススメのアイテムをご紹介しておきます。
以下からご購入いただけると、少しでも研究費となるので大変助かります。
今後も皆様に有益な情報をご報告して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、お疲れさまでした。
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