低音料理研究所

試行錯誤のレシピブログ。料理・お菓子作り、徹底解説。

【プロ】ババロアの作り方(基本・簡単・シンプルレシピ)

RABBIと申します。

今回はババロアを作りました。

 

 

ババロアとは、カスタードソース・ゼラチン・泡立てた生クリームを合わせ、冷やし固めた冷製デザート。

ムースに近いゼリーとでも言っておきましょうか。

 

発祥の地はドイツですが、生み出したのがフランス人ということで、フランス菓子みたいです。

 

そんなババロアですが、今回も自分なりに追究しました。

味わい深く、ペロっと平らげられるようなババロアを。

 

一部面倒な工程はあるかもしれませんが、難易度的には難しくないので、ぜひお試しください。

 

 

【分量(15cm丸型 )】

バニラビーンズ 1/2本
牛乳 240cc
卵黄 2個
グラニュー糖 47.5g
生クリーム 75cc
板ゼラチン 5.0g

 

 

1 バニラビーンズ1/2本をナイフで縦に割き、中の種をこそげ取る。

 

<ポイント>

バニラエッセンスも試してみましたが、ババロアはバニラビーンスの方がよかったです。なぜなら、ババロアは他に香り高い材料がないから。

 

卵や牛乳で香りが出ない分、エッセンスよりも香しいビーンズの使用をお勧めします。

 

 

2 鍋に牛乳240ccと、1のバニラを鞘ごと入れ、弱火で加熱。少し温まったら火を止め、そのまま放置。

 

 

3 板ゼラチン5gを冷水に浸し、ふやかしておく。

 

<ポイント>

①5gという数値は、とろける食感と型離れのバランスを追究した結果。

 

ゼラチンが多いと、型離れはよくなりますが、固い食感に。

ゼラチンが少ないと、食感は柔らかくなりますが、形が崩れやすい。

 

その両立を図って導き出されたのが、5gという量なのです。

 

②板ゼラチンを浸す水は、冷たいものを使ってください。

ぬるいと溶けてしまう可能性があります。

 

特に暑い時期は、氷を何個か入れておくとよいでしょう。

 

 

4 ボウルに卵黄2個、グラニュー糖47.5gを入れて混ぜる。

 

<ポイント>

グラニュー糖の量が中途半端ですが、50gだと若干甘く、45gだと若干甘さが足りなかったのです。

 

ゆえに間をとったのですが、甘めが好きなら50gでもよいかと思います。

 

 

5 4に2の牛乳を加え、混ぜる。

 

 

6 5をこして鍋に戻す。

 

<ポイント>

こすのは、バニラビーンズのくずを取り除くため。

 

 

7 6を弱火にかけ、少しとろみがつくまで、混ぜながら加熱する。

 

<ポイント>

①このレシピでは、卵黄に対する牛乳の比率をやや高めにしています。

つまり水分量が多いため、加熱してもダマになりにくいのです。

 

また、卵黄の比率を低めにすることで、クリーミーな味わいに仕上げる目的もあります。

 

卵黄の比率を高めにしたこともありますが、食感がやや固くなったほか、妙にくどい味になってしまいましたね。

 

②水分が多いためとろみはつきにくいですが、うっすらついたらOKです。

 

 

8 火を止める。そしてキッチンペーパーで水気をとった3のゼラチンを7に加え、溶かしながら混ぜる。

 

 

9 8をこしてボウルに入れ、冷ましておく。

 

<ポイント>

念のためここでもこして、滑らかさを保ちます。

 

 

10 生クリーム75ccを泡立る(八分立て)。

 

<ポイント>

ほかのレシピに比べて、生クリームの量は少なめです。

これは濃度のバランスのため。

 

コクを出しつつも、重たくならないようにしています。

 

 

11 10に9を加え、混ぜる。

 

<ポイント>

混ぜるときは、9のアングレーズソースが冷めていることを確認。

温かいうちに混ぜると、泡立てた生クリームが溶けてしまいます。

 

 

12 11を型に注ぎ、ラップを被せる。そして冷蔵庫に数時間入れておき、冷やし固める。

 

 

13 フライパンなどに40度のお湯を注ぐ。そして冷蔵庫からの出したての12を、30秒間、型ごとお湯に浸す。

 

<ポイント>

型から外すのは、このやり方が最もよかったです。

 

ドライヤーで温風を当てる、バーナーで型を温める、型に油を塗るなど、色々試した中でです。

 

温度と時間もきっちりはかってください。

50度以上の温度になったり、浸す時間が長引くと、生地が溶けます。

 

もっとも、型から外さずに食べれば、こんな必要はありませんがね。

スプーンですくって食べればいいだけですし。

 

 

14 型に皿をのせ、ひっくり返す。そして型を上下に振り、生地を外す。

 

<ポイント>

少し大きく振った方が、外れやすいです。

ただめちゃくちゃに振りすぎると、形が崩れるので注意。

 

 

15 ラップを被せ、冷蔵庫で3時間以上冷やす。

 

 

まとめ

 

以上です。いかがでしたでしょうか。

 

口溶け良く、くど過ぎず。

濃度と食感のバランスを追究した一品です。

ペロリと平らげられることでしょう。

 

ただ一般的なレシピよりもほんの少し、濃厚さを落としています。

もし物足りない方は、牛乳と生クリームを5cc入れ替えるか、特濃の牛乳を使うことをオススメします。

 

入れ替える場合↓

牛乳:235cc

生クリーム:80cc

 

難しくないので、ご興味を持たれた方はぜひ作ってみてください。

ここまでお読みいただき、どうもありがとうございました。

 

最後に、本レシピに関するおすすめ商品をご紹介しておきます。

 

以下からご購入いただけると、少しでも研究費となるので大変助かります。


今後も皆様に有益な情報を提供して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。


それでは、お疲れさまでした。

 

 

<バニラビーンズ>

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パプアニューギニア産のバニラビーンズです。

11本入り。

 

1本試してみて、満足いただけなければ返金可という強気な商品。

 

気密性の高いZIP機能付の袋に入っており、保存性能の高さが良しです。

風味に関するレビューも高いですね。

 

何より同じ量で、マダガスカル産よりも1500円以上は安く買えます

物価も上がっている昨今、コスパは超重要。

 

気になった方は試してみてください。

 

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インドネシア産で、10本入り。

風味・価格ともに評価の高い商品。

 

「ビーンズの量が多い」

「マダガスカル産よりも香り高い」

 

といったコメントも。

 

 

<ババロア型>

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私が使用している型です。

正直特筆すべき点はございません。

 

強いて言うならサビにくさでしょうか。

普通に使える、といったスタンダードな商品です。

 

迷うほど商品数もないかと思いますが、とりあえずババロア型は、これを使っておけば問題ありません

 

 

以上。