どうも。
今回はアジの照り焼きを作りました。
アジは通年食べられる、日本ではメジャーな魚の一つですね。
一説によると名前の由来は、「味がいいから」だそうです。
安直すぎます。
旬は4月~8月頃とされていますが、前述の通りいつでも入手可能。
なので今回は、旬じゃなくても美味しくいただけるアジの照り焼きを作ってみました。
簡単、安価、美味と、コスパに優れた一品。
ぜひ作っていただきたいです。
【分量(1人分)】
アジ 1尾
塩こしょう 適量
薄力粉 適量
酒 大さじ1
みりん 大さじ1
醤油 大さじ1/2と小さじ1/4
水 小さじ1と小さじ1/4
砂糖 小さじ1/2
はちみつ 小さじ1/2
すりおろし生姜 小さじ1/4
オリーブオイル 小さじ1/2
1 アジの両面に塩こしょうを適量かけ、10分ほど放置する。
<ポイント>
塩こしょうをかけることで、下味がつきます。
さらに塩の効果により、浸透圧で余分な水分が抜けます。
この水分が抜けることで、魚の臭みも軽減されるのです。
2 適当な容器に酒大さじ1、みりん大さじ1、醤油大さじ1/2と小さじ1/4、水小さじ1と小さじ1/4、砂糖小さじ1/2、はちみつ小さじ1/2、すりおろし生姜小さじ1/4を入れ、混ぜ合わせる。
<ポイント>
①タレの一般的な比率は、醤油:酒:みりん:砂糖=2:2:2:1。
ですがこのレシピでは、醤油の一部を水に置き換えています。
なぜなら、煮詰めると味が濃くなるから。
そこで微調整していった結果、醤油大さじ1を醤油8.75cc、水6.25ccにするのがベストでした。
これ以上水に置き換えると、コクがなくなるような感じがします。
ちなみに水に置き換えるのではなく、水を足すパターンも試しました。
例)醤油:酒:みりん:砂糖:水=2:2:2:1:1。
ですが同じく、味に深みがなくなった気がします。
やはり水に置き換える方が良いですね。
②コクを出すため、砂糖の一部をはちみつに置き換えています。
全部はちみつに置き換えてもいいのですが、煮詰めるときに焦げやすくなります。
コストもかかりますし。
また、一般的なタレの比率に則れば、今回の場合砂糖+はちみつの量は、大さじ1となります。
それを小さじ2(砂糖小さじ1+はちみつ小さじ1)にしているのは、醤油の一部を水に置き換えたため。
それによって塩味が減った分、甘味も減らさなければないと甘ったるくなるのです。
また、はちみつの甘さは砂糖の約1.3倍。
砂糖をそのままはちみつに置き換えただけでは、甘味が強くなってしまいます。
ゆえに全体の糖の量を少し減らしたというのもあります。
3 キッチンペーパーで、アジの水気をふき取る。
<ポイント>
水気をふき取るのは、水分に出る魚の臭みを取るほか、薄力粉と魚を絡めやすくする目的もあります。
4 アジの両面に、薄力粉を適量まぶす。
<ポイント>
①薄力粉をまぶすことで、魚の旨味を閉じ込めることができます。
焼いたときに魚から出る水分を、粉が吸ってくれるからです。
また薄力粉は、調味料も吸ってくれます。よって魚と調味料がよく絡み、味がまとまりやすいという利点もあります。
さらにメイラード反応によって、香ばしく焼き色がつくというメリットも。
食感も、外はカリッと、中はジューシーに仕上がりやすいです。
いい事づくしですね。
②薄力粉のまぶし方は、主に2つあるかと思います。
1つは、バットに薄力粉を入れ、そこに魚を入れて絡めるやり方。
もう1つは、まな板に魚を置き、上から茶こしでふるいかけるやり方。
基本的には、どちらでも問題ありません。
ただ身が厚い魚を調理するときや、多めに作るときは、バットの方がおすすめです。
魚と粉を絡めやすいので。
反対に、アジのように身が比較的薄い魚を調理するときや、調理する数が少ないときは、上からふるいかけるやり方で十分です。
5 フライパンにオリーブオイル小さじ1/2を入れ、弱火で軽く温める。
<ポイント>
あくまで個人的な意見ですが、フライパンを軽く温めてから焼く方が良いです。
最近よく、「コールドスタート」という、フライパンに油と食材を入れてから熱する調理法を耳にします。
ただ、少し温めてからの方が、フライパンと油が馴染み、食材がフライパンにひっつきにくかったです。
6 4のアジを、皮目を下にしてフライパンに入れる。そして、弱火で1分45秒焼く。
<ポイント>
焼き時間はあくまで目安ですが、まずは片面1分45秒ほど。
こんがりと焼きあがります。
7 火を止め、アジをひっくり返す。そしてもう片面を、弱火で1分焼く。
<ポイント>
裏返した後の焼き時間は、少し短めが良いです。
この時点で、中まで少し火が通っていますし、タレを入れた後、もう一度加熱するので。
8 火を止め、2のタレを入れる。そして弱火でタレとアジを絡ませながら、タレが煮詰まるまで加熱したら完成。
<ポイント>
火をいったん止めるのは、タレを入れている間に、火が通り過ぎるのを防ぐため。
またタレを魚と絡めるときは、まずフライパンを傾けてください。
そしてフライパンの端に寄ったタレをスプーンですくい、魚の上にかけます。
これを繰り返すことで、魚全体に味が馴染みやすくなります。
まとめ
以上です。いかがでしたでしょうか。
アジといえば「平凡な魚」、というイメージをもたれるかもしれません。
私がそうでした。
ですがしっかり考えて調理すれば、そんなイメージも覆ります。
外は香ばしく、中はふっくら。
そこに絶妙な濃度のタレ。
食感・風味ともに絶品な料理となりますので、ぜひお試しいただければと思います。
ここまでお読みいただき、どうもありがとうございました。
最後に、本レシピに関するおすすめ商品をご紹介しておきます。
今後も皆様に有益な情報を提供して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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