低音料理研究所

試行錯誤のレシピブログ。料理・お菓子作り、徹底解説。

【タレの黄金比】ぶりの照り焼きの作り方<簡単フライパンレシピ>(小麦粉使用)

どうも。

今回はブリの照り焼きを作りました。

 

 

ブリは12~2月に旬を迎える魚。

この時期のブリは、「寒ブリ」と言われます。

 

春の産卵期に備えてエサをたくさん食べるため、脂がのります

つまり美味しいわけですね。

 

また青魚の中でも、栄養素がトップクラス

 

脳の活性化・記憶力の向上に役立つDHAや、血液の流れをよくするEPA、肝機能を高めるタウリンが含まれています。

その他ビタミンも豊富で、糖質・脂質の代謝、カルシウムの吸収、老化防止などの効果も。

 

そんな摂取すべき魚たる、ブリ。

今回は照り焼きのレシピを紹介していきます。

 

旬じゃなくても美味しくいただけるので、ぜひ作ってみてください。

 

 

【分量(1人分)】

ブリ 1切れ

酒 大さじ1

みりん 大さじ1

醤油 大さじ1/2と小さじ1/4

水 小さじ1と小さじ1/4

砂糖 小さじ1/2

はちみつ 小さじ1/2

薄力粉 適量

オリーブオイル 小さじ1/2

 

 

1 適当な容器に酒大さじ1、みりん大さじ1、醤油大さじ1/2と小さじ1/4、水小さじ1と小さじ1/4、砂糖小さじ1/2、はちみつ小さじ1/2を入れ、混ぜ合わせる。

 

<ポイント>

①タレの一般的な比率は、醤油:酒:みりん:砂糖=2:2:2:1。

ですがこのレシピでは、醤油の一部を水に置き換えています

 

なぜなら、煮詰めると味が濃くなるから。

 

そこで微調整していった結果、醤油大さじ1を醤油8.75cc、水6.25ccにするのがベストでした。

これ以上水に置き換えると、コクがなくなるような感じがします。

 

ちなみに水に置き換えるのではなく、水を足すパターンも試しました。

例)醤油:酒:みりん:砂糖:水=2:2:2:1:1。

 

ですが同じく、味に深みがなくなった気がします。

やはり水に置き換える方が良いですね。

 

②コクを出すため、砂糖の一部をはちみつに置き換えています

 

全部はちみつに置き換えてもいいのですが、煮詰めるときに焦げやすくなります

コストもかかりますし。

 

また、一般的なタレの比率に則れば、今回の場合砂糖+はちみつの量は、大さじ1となります。

 

それを小さじ2(砂糖小さじ1+はちみつ小さじ1)にしているのは、醤油の一部を水に置き換えたため

 

それによって塩味が減った分、甘味も減らさなければないと甘ったるくなるのです。

 

また、はちみつの甘さは砂糖の約1.3倍。

砂糖をそのままはちみつに置き換えただけでは、甘味が強くなってしまいます

 

ゆえに全体の糖の量を少し減らしたというのもあります。

 

 

2 1のタレに、ブリを30分以上漬け込む。

 

<ポイント>

ブリは身がやや厚いので、タレに漬け込むのがオススメ。

中まで味が浸透します。

 

また、酒の入ったタレに漬け込むことで、臭みを取る目的もあります。

 

 

3 ブリをタレから取り出し、キッチンペーパーで水気をふき取る。

 

<ポイント>

水気をふき取るのは、水分に出る魚の臭みを取るほか、薄力粉と魚を絡めやすくする目的もあります。

 

 

4 ブリの両面に、薄力粉を適量まぶす。

 

<ポイント>

①薄力粉をまぶすことで、魚の旨味を閉じ込めることができます。

焼いたときに魚から出る水分を、粉が吸ってくれるからです。

 

また薄力粉は、調味料も吸ってくれます。よって魚と調味料がよく絡み、味がまとまりやすいという利点もあります。

 

さらにメイラード反応によって、香ばしく焼き色がつくというメリットも。

食感も、外はカリッと、中はジューシーに仕上がりやすいです。

 

いい事づくしですね。

 

②薄力粉のまぶし方は、主に2つあるかと思います。

 

1つは、バットに薄力粉を入れ、そこに魚を入れて絡めるやり方。

もう1つは、まな板に魚を置き、上から茶こしでふるいかけるやり方。

 

基本的には、どちらでも問題ありません。

 

ただブリのように身が厚い魚を調理するときや、多めに作るときは、バットの方がおすすめです。

魚と粉を絡めやすいので。

 

反対に、身が比較的薄い魚を調理するときや、調理する数が少ないときは、上からふるいかけるやり方で十分です。

 

 

5 フライパンにオリーブオイル小さじ1/2を入れ、弱火で軽く温める。

 

<ポイント>

あくまで個人的な意見ですが、フライパンを軽く温めてから焼く方が良いです。

 

最近よく、「コールドスタート」という、フライパンに油と食材を入れてから熱する調理法を耳にします。

 

ただ、少し温めてからの方が、フライパンと油が馴染み、食材がフライパンにひっつきにくかったです。

 

 

6 4のブリをフライパンに入れる。そして、弱火で1分30秒焼く。

 

<ポイント>

焼き時間はあくまで目安ですが、まずは片面1分30秒ほど。

こんがりと焼きあがります。

 

 

7 火を止め、ブリをひっくり返す。そしてもう片面を、弱火で1分焼く。

 

<ポイント>

また裏返した後の焼き時間は、少し短めが良いです。

この時点で、中まで少し火が通っていますし、タレを入れた後、もう一度加熱するので。

 

 

8 火を止め、タレを入れる。そして弱火でタレとブリを絡ませながら、タレが煮詰まるまで加熱したら完成。

 

<ポイント>

火をいったん止めるのは、タレを入れている間に、火が通り過ぎるのを防ぐため

 

またタレを魚と絡めるときは、まずフライパンを傾けてください。

そしてフライパンの端に寄ったタレをスプーンですくい、魚の上にかけます

 

これを繰り返すことで、魚全体に味が馴染みやすくなります。

 

 

まとめ

 

以上です。いかがでしたでしょうか。

 

ブリの調理法と言えば、照り焼きがオーソドックスかもしれません。

そんなブリの照り焼きも、要所要所で工夫すれば、味に変化が生まれます

 

外は香ばしく、中はふっくら。

そこに絶妙な濃度のタレ。

 

食感・風味ともに絶品な料理となりますので、ぜひお試しいただければと思います。

 

ここまでお読みいただき、どうもありがとうございました。

 

最後に、本レシピに関するおすすめ商品をご紹介しておきます。


今後も皆様に有益な情報を提供して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

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