低音料理研究所

試行錯誤のレシピブログ。料理・お菓子作り、徹底解説。

【絶品】鮭のムニエルの作り方<簡単レシピ>

どうも。

今回は鮭のムニエルを作りました。

 

 

鮭は、サケ科サケ属に属する魚。

 

日本で最も消費されている、メジャーな魚です。

ちなみに2位はマグロ、3位はブリ。

https://www.sunplaza-kochi.co.jp/health-column/202409/より。

 

実は白身魚に分類されます

アスタキサンチンという、赤い色素が含まれる甲殻類動物プラ ンクトンを食べることで、赤くなるのです。

 

赤身魚か白身魚かは、魚に含まれる色素タンパク質の量で決まります。

つまり見かけ上の色ではなく、成分量で決まるということ。

(魚100gあたり、色素タンパク質量が10mg以上あれば赤身魚)

 

そして鮭は、健康にも良し。

免疫力や記憶力の向上、認知症・高血圧予防、アンチエイジングや精神安定作用といった効果がもたらされます。

 

今回はそんな鮭を使った、ムニエルのレシピをご紹介。

風味と食感を極めた絶品ものとなっておりますので、ぜひお試しください。

 

 

【分量(1人分)】

鮭 1切れ

塩こしょう 適量

薄力粉 適量

オリーブオイル 小さじ1/2

白ワイン 大さじ1/2

バター 7.5g

醤油 小さじ1/4

 

 

1 鮭の両面に塩こしょうを適量かけ、10分ほど放置する。そしてキッチンペーパーで、鮭の水気をふき取る。

 

<ポイント>

①塩こしょうをかけることで、下味がつきます

さらに塩の効果により、浸透圧で余分な水分が抜けます。

 

この水分が抜けることで、魚の臭みも軽減されるのです。

 

②水気をふき取るのは、薄力粉と魚を絡めやすくする目的もあります。

 

 

2 鮭の両面に、薄力粉を適量まぶす。

 

<ポイント>

①薄力粉をまぶすことで、魚の旨味を閉じ込めることができます。

焼いたときに魚から出る水分を、粉が吸ってくれるからです。

 

また薄力粉は、調味料も吸ってくれます

よって魚と調味料がよく絡み、味がまとまりやすいという利点もあります。

 

さらにメイラード反応によって、香ばしく焼き色がつくというメリットも。

食感も、外はカリッと、中はジューシーに仕上がりやすいです。

 

②薄力粉のまぶし方は、主に2つあるかと思います。

 

・バットに薄力粉を入れ、そこに魚を入れて絡める

・まな板に魚を置き、上から茶こしでふるいかける

 

基本的には、どちらでも問題ありません。

鮭はそこまで身が厚くないので、上からふるいかけるだけでも十分まぶせます。

 

ただし多めに作るときは、バットの方がおすすめです。

魚と粉を絡めやすいので。

 

 

3 フライパンにオリーブオイル小さじ1/2を入れ、弱火で軽く温める。

 

<ポイント>

①個人的な意見ですが、フライパンを軽く温めてから焼く方が良いです。

 

最近よく、「コールドスタート」という、フライパンに油と食材を入れてから熱する調理法を耳にします。

 

ただ、少し温めてからの方が、フライパンと油が馴染み、食材がフライパンにひっつきにくかったです。

 

②淡泊な白身魚だと、ここでにんにくを入れます。

が、鮭の場合はなくてOK

 

鮭は比較的味がしっかりしています。

なので香りの強いにんにくで、風味を足す必要がありません

 

実際に入れてみたこともありますが、特別美味しさに磨きはかかりませんでした。

 

 

4 2の鮭をフライパンに入れ、弱火で1分30秒焼く。1分30秒経ったら火を止め、白ワインを大さじ1/2入れる。

 

<ポイント>

①焼き時間はあくまで目安ですが、まずは片面1分30秒ほど。

こんがりと焼きあがります。

 

②白ワインは、風味付けに使用。

そして熱々になったフライパンを一度冷まし、過度な加熱を防ぐ目的もあります。

 

なければ普通の料理酒でもOKです。

 

 

5 鮭を裏返し、弱火で45秒焼く。45秒経ったら火を止め、バター7.5gと醤油小さじ1/4を入れる。

 

<ポイント>

①火をいったん止めるのは、バターと醤油を入れている間に、火が通り過ぎるのを防ぐため

 

また裏返した後の焼き時間は、少し短めが良いです。

 

この時点で、中まで少し火が通っていますし、バターと醤油を入れた後、もう一度加熱するので。

 

②醤油を少し入れることで、味の物足りなさを解消できます。

醤油を使わないレシピも多いのですが、アクセントになるのでおすすめ。

 

比率は、鮭の場合バター7.5gに対し醤油小さじ1/4

他の白身魚のときよりも、醤油を少し多めにしています。

(他の白身魚1切れの場合は、バター5gと醤油小さじ1/8)

 

また、バター醤油全体の量も、ほんの少し多め

鮭の時は少し多めに入れないと物足りない感じがしました。

 

量が少ないと、他の白身魚ほど味が浸透しない気がします。

 

6 再び弱火にかけ、バターを溶かしながら醤油と混ぜる。バター醤油を鮭と絡めながら、少し煮詰まったら完成。

 

<ポイント>

バター醤油を魚と絡めるときは、まずフライパンを傾けてください。

そしてフライパンの端に寄ったバター醤油をスプーンですくい、魚の上にかけます

 

これを繰り返すことで、魚全体に味が馴染みやすくなります。

 

 

まとめ

 

以上です。いかがでしたでしょうか。

この鮭のムニエル、本当に美味です。

 

調味料の比率や魚の焼き方を、緻密に調整。

それにより、絶妙にバランスのとれた風味と、柔らかい食感が実現できました。

 

そして鮭自体の旨味が、より洗練されたような感覚で伝わってきます

一味変えたいという方、ぜひ作っていただけると幸いです。

 

ここまでお読みいただき、どうもありがとうございました。

 

最後に、本レシピに関するおすすめ商品をご紹介しておきます。


今後も皆様に有益な情報を提供して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

<計量スプーン>

[楽天]


 

[Amazon](URLをクリック)

https://amzn.to/3C1U9G6

 

細かく計量するときに便利なスプーン。

計量することで、毎度一定の味に仕上げることが可能。

 

また細かい調整も可能になるので、料理研究がはかどります。