低音料理研究所

試行錯誤のレシピブログ。料理・お菓子作り、徹底解説。

【白身魚】バサのフライの作り方<簡単レシピ>

どうも。

今回はバサのフライを作りました。

 

 

バサとはナマズの仲間で、淡泊かつ上品な味わいが特徴の、白身魚。

お惣菜の、白身魚のフライによく使われたりします。

 

バサはまさに、フライに最適の魚

肉厚なので、食べ応え抜群なのです。

 

それでいて旨味があり、白身魚らしい食べやすさ。

料理にはもってこいでしょう。

 

今回はそんなバサを使った、フライのレシピをご紹介。

簡単なのでぜひ作ってみてください。

 

 

【分量(2人分)】

バサ 2切れ

塩こしょう 適量

薄力粉 適量(目安:約10g)

全卵 適量(目安:約15g)

パン粉 適量(目安:約15g)

米油 適量(目安:鍋底から3~4cm程度の深さになる量、サラダ油でも可)

 

 

1 バサの両面に塩こしょうを適量かけ、10分ほど放置する。そしてキッチンペーパーで、バサの水気をふき取る。

 

<ポイント>

①塩こしょうをかけることで、下味がつきます

さらに塩の効果により、浸透圧で余分な水分が抜けます。

 

この水分が抜けることで、魚の臭みも軽減されるのです。

 

②水気をふき取るのは、薄力粉と魚を絡めやすくする目的もあります。

 

 

2 バサの両面に、薄力粉を適量(目安:約10g)まぶす。

 

<ポイント>

①薄力粉をまぶすことで、魚の旨味を閉じ込めることができます。

魚から出る水分を、粉が吸ってくれるからです。


また水分を吸うことで、揚げたときに油がはねにくくなるメリットも。

 

②薄力粉には、あとでつける卵・パン粉を、絡みやすくさせる効果があります。

いわゆる「繋ぎ」の役割ですね。

 

それにより、揚げたときに衣が剝がれにくくなります

 

ただ、まぶしすぎには注意。

重さで衣が剥がれやすくなってしまいます。

 

まぶしたあとは余分な粉を、手で軽くはたき落としてください。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    

 

③薄力粉のまぶし方は、主に2つあるかと思います。

 

・バットに薄力粉を入れ、そこに魚を入れて絡める

・まな板に魚を置き、上から茶こしでふるいかける


基本的には、どちらでも問題ありません。


強いて言えば、バサのように身が厚い魚のときや、多めに作るときは、バットの方がおすすめ

絡めやすいです。

 

 

3 2の両面に、全卵を適量(目安:約15g)まぶす。

 

<ポイント>

卵を使うと、衣に厚みが出ます。

そして、ふんわりとした軽い食感に。

 

これは卵の乳化作用により、水分が衣の中に閉じこもるため。

その水分が徐々に蒸発することで、ふっくらした衣に仕上がります。

 

また水分を閉じ込めることで、パサつきのないジューシーな仕上がりにする効果も。

あとは単純に、卵のコクが加わるという利点もあります。

 

 

4 3の両面に、パン粉を適量(目安:約15g)まぶす。

 

<ポイント>

①パン粉は、乾燥パン粉・生パン粉、どちらでもOK。

ただ個人的には、乾燥パン粉を推奨します。

 

どちらも試してみましたが、まず乾燥パン粉の方が、卵と絡みやすいです。

乾燥しているので、卵の水分とひっつきやすい感じですね。

 

また生パン粉は、油の吸収量が多くなります

つまり健康には、よくありません。

 

以上の点から、揚げ物に関しては、私は乾燥パン粉を使います。

 

「生パン粉の方がさくっと仕上がる」という情報もあるのですが、私には大して違いが感じられませんでした。

 

②パン粉も薄力粉や卵と同様に、具材の旨味や水分を閉じ込める役割があります。

 

 

5 フライパンや鍋に米油を適量入れ、180度になるまで加熱する。

 

<ポイント>

油は、サラダ油でも問題ありません。

ただ米油には、以下のメリットがあります:

 

・酸化しにくく、胸やけや油酔いが起きにくい

・酸化しにくいため、何度か使い回せる

・べたつきが少ないため、鍋やフライパンにこびりつきにくい

 (汚れが落ちやすく、洗いやすい)

・主に以下の栄養が、バランスがよく含まれている:

 - γーオリザノール

 - オレイン酸

 - リノール酸

 - ビタミンE

 - トコトリエノール

 - 植物ステロール

 特に抗酸化作用が期待でき、コレステロールの低下に繋がる。

 

つまり健康・使い勝手・コスパがいいのです。

 

価格に関しては、厳密には米油の方が高価。

ただ酸化しにくいため、少なくとも3回程度は使い回せます

 

調べると、継ぎ足していけば永遠に使えるという情報も。

あとで紹介するオイルポットを使えば、それもより可能となります。

 

ですので、結果的に米油の方が安く済むということです。

 

 

6 4のバサを5の油に入れ、まず2分ほど揚げる。揚げ色がついたら裏返し、次は1分30秒ほど揚げて完成。

 

<ポイント>

揚げ時間はあくまで目安。

最初は、揚げ色がつくまで揚げてください。

 

そしてもう片面は少し短めに揚げ、バットなどに移します。

そのまま余熱を通すことで、柔らかい食感に。

 

 

まとめ

 

以上です。いかがでしたでしょうか。

このバサのフライ、シンプルながら実に美味です。

 

米油で揚げたクセのないサクサクした衣、淡泊ながらジューシーなバサの旨味。

 

バサは肉厚なので、相対的に衣の比率が小さくなります。

つまり、素材の味をふんだんに味わえるということ。

 

魚のフライでは一番、と言っても過言ではありません。

 

ぜひ作ってみてください。

ここまでお読みいただき、どうもありがとうございました。

 

最後に、本レシピに関するおすすめ商品をご紹介しておきます。


今後も皆様に有益な情報を提供して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

<オイルポット>


 

 

私が使っているオイルポットです。

今まで揚げ油は使い捨てていましたが、コスパ目的のため購入。

 

こちらのオイルポットは油をろ過できます

米油とセットで使えば、何度も油を使い回せるように。

 

容器に油がこびりつかず、洗いやすいのもメリット。

黒のラインが一本入ったシンプルな白のデザインも、インテリアに合います。

 

ぜひ使ってみてください。

 

<計量スプーン>

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細かく計量するときに便利なスプーン。

計量することで、毎度一定の味に仕上げることが可能。

 

細かい調整も可能になるので、料理研究がはかどります。