どうも。
今回はわらび餅を作りました。

わらび餅とは、わらび粉に水や砂糖を加え、練り上げながら加熱したお菓子。
平安時代、わらびの根を処理して食すと美味だったとのことで、発祥しました。
わらび粉は、このわらびの根から採れるデンプンのこと。
この粉を使うお菓子であるため、「わらび餅」という名前になっています。
そんなわらび餅ですが、自宅で美味なものを作ることができます。
しかも基本的に混ぜて練るだけなので、超絶簡単。
ではわらび餅の美味しさは、何で決まるのか―
そのたった一つの答えを、本レシピでご紹介します。
ぜひお試しください。
【分量(1~2人分)】
わらび粉 50g
グラニュー糖 75g
水 300cc
きな粉 30g
1 ボウルにわらび粉50g、グラニュー糖75gを入れる。そして泡だて器で軽く混ぜる。
<ポイント>
①わらび粉は、以下の富澤商店の「特撰わらび粉」がおすすめです。
↓ 200g(本レシピ4回分、4~8人分)
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↓ 1kg(本レシピ20回分、20~40人分)
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これで作ったわらび餅は非常に口溶けがよく、とろけるように滑らかです。
冷蔵庫で置いていても、食感が落ちません。
対してスーパーなどに売っている安いわらび粉は、滑らかさに欠けることが多いです。
そして冷蔵庫で冷やすと、食感がすぐに固くなってしまいます。
また、本わらび粉もイマイチでした。
これはわらびの根から採れるデンプンを100%使った高価なものですが、そこまで柔らかく仕上がりません。
それに、ほんの少しクセのある風味でした。
このようにわらび餅の美味しさは、使うわらび粉でほぼ決まります。
安いものでもきな粉などをかければ、味付けはどうにかなるかもしれません。
ですが食感はわらび粉に大きく左右されるので、ぜひ本レシピで紹介したものをお試しください。
②甘さを抑えるため、グラニュー糖の量は少し控えめにしています。
この点は好みの問題なので、甘めがいい方はもう5gほど増やしても構いません。
逆にもう少し糖質をカットしたければ、5gほど減らしたらよいと思います。
なおメレンゲ菓子と違って、わらび餅は多少砂糖を減らしても、食感に影響は出ません。
③わらび粉とグラニュー糖を混ぜるのは、軽くで大丈夫です。
あとで水を加えると、簡単に溶けます。
なんなら混ぜなくてもいいかもしれませんね。
2 1に水300ccを加え、混ぜる。
<ポイント>
水は一気に加えても大丈夫です。
ダマにはなりません。
3 バットにきな粉30gを敷いておく。
<ポイント>
バットにきな粉を敷いておくと、あとで加熱したわらび餅をバットに移した際、餅がバットにくっつきにくくなります。
きな粉の量は大体で大丈夫ですが、目安は30gほど。
4 2を鍋に入れ、弱火にかける。そして粘度と透明感が出るまで、泡だて器でかき混ぜながら加熱する。
<ポイント>
①鍋に入れる際、こさなくてもダマにはなりません。
ただし、沈殿はします。
なので粉が底に沈殿していれば、一度混ぜ直してから鍋に入れてください。
②加熱中はかき混ぜ続けるようにしてください。
先述の通り沈殿しやすいので、混ぜ続けないと底に粉がたまります。
これに関してはダマの原因となります。
またわらび餅は、ある段階で急にとろみがつきます。
なので混ぜ続けないと加熱にムラが出て、食感などの均一性が損なわれてしまうのです。
③上述の通り急に固まってくるので、火加減は弱火にしてください。
5 火を止め、3のバットに餅を移す。そしてそのまま、10分ほど放置する。
<ポイント>
①バットに移す際、ある程度1か所にまとめるようにしてください。
そうすることで餅に厚みが出て、食べ応えのある食感となります。
②移したあとは、少し放置します。
加熱直後の餅は柔らかくて、切り分けにくいからです。
時間を置くことで、餅が適度に固まります。
6 カードを使って、餅を一口大に切り分ける。そしてきな粉と絡め、冷蔵庫で冷やしたら完成。
<ポイント>
冷蔵庫で冷やすと、甘みがなじんできます。
が、その前にできたてのものを少し味わってみてください。
できたては非常に滑らかな食感なので、格別です。
先述の通り、冷蔵庫で冷やしても固くなることはないので、その点はご安心を。
まとめ
以上です。いかがでしたでしょうか。
このわらび餅、簡単ながら大変美味です。
甘さ控えめで食べやすく、絶妙な口溶けの良さ。
ぜひ手作りならではの味わいをご堪能ください。