低音料理研究所

試行錯誤のレシピブログ。料理・お菓子作り、徹底解説。

【フライパンで】鰆(さわら)の西京焼きの作り方<焼き方簡単レシピ>

どうも。

今回はさわらの西京焼きを作りました。

 

熟成された味噌が生み出す、深い甘味と旨味。

そのポイントを、本レシピでは徹底的に解説します。

 

ぜひお試しください。

 

 

【分量(2人分)】

塩 少々

西京みそ 80g

酒 小さじ1

みりん 小さじ2

はちみつ 小さじ1

鰆 2切れ

オリーブオイル 大さじ1/2

水 大さじ1/2

 

 

1 鰆2切れの両面に塩を少々かけ、10分ほど放置する。

 

<ポイント>

塩をかけることで、魚の臭みが軽減されます。

浸透圧により、臭みの元となる余分な水分が抜けるためです。

 

 

2 ボウルに西京味噌80g、酒小さじ1、みりん小さじ2、はちみつ小さじ1を入れ、混ぜ合わせる。

 

<ポイント>

①味噌は西京味噌を使ってください。

普通の味噌だと、かなりしょっぱくなります

 

西京味噌以外の白味噌でも作れますが、その場合ははちみつとみりんを少し多めにしてください(はちみつ大さじ1/2、みりん大さじ1)。

ほかの白味噌だと、甘みが少し弱いためです。

 

②本レシピはみりんを少し多めにしています。

西京味噌を使うとしょっぱさは抑えられますが、それでもまだ甘みに欠けるからです。

 

またコクを少し出すため、砂糖ではなくはちみつを使っています。

もし本レシピで甘みを強く感じた方は、酒大さじ1/2・みりん大さじ1/2に変えるとよいかもしれません。

 

 

3 キッチンペーパーで、1の鰆の水気を拭き取る。

 

<ポイント>

水気を拭き取るのは、生臭さの元となるドリップを取り除くためです。

 

 

4 3の鰆を2の味噌に漬ける。そして手で、鰆の表面に味噌をなじませる。

 

 

5 4のボウルにラップをし、冷蔵庫に入れる。そして4~5日間寝かせる。

 

<ポイント>

①寝かせる日数は、個人的には4~5日が最適。

味噌の味がしっかりなじみます

 

3日だと、なじみが若干不十分でした。

 

②4~5日間冷蔵保存しても、基本的に腐ることはありません

味噌の塩分や発酵由来の酸が魚の表面を保護し、菌の繁殖が抑制されるためです。

 

ただし、魚の表面をしっかりと味噌で覆うことが条件

 

私は4~5日寝かせて特に問題が起きたことはありませんが、不安な方は保存日数を3日に留めるか、漬ける味噌の量を増やすと、より安全となるでしょう。

 

 

6 5を冷蔵庫から取り出し、鰆の表面の味噌をキッチンペーパーで拭き取る。そして、常温に戻しておく。

 

<ポイント>

味噌が付着していると、焼いたときに焦げやすいです。

味噌やみりん、はちみつに含まれている糖分が、熱を受けてカラメル化するためです。

 

 

7 フライパンにオリーブオイル大さじ1/2を入れ、弱火にかける。そして6の鰆を皮目を下にして入れ、1分焼く。

 

<ポイント>

先述の通り焦げやすいため、オリーブオイルは少し多めに使います。

油の量が気になる方は、小さじ1でもOK。

 

また火は弱火で、短時間で焼いてください。

そうすると過剰な焦げを防げます。

 

 

8 鰆をひっくり返し、もう片面を弱火で30秒焼く。そして水大さじ1/2を加えて蓋をし、弱めの弱火で30秒蒸し焼きにする。

 

<ポイント>

焼き時間が短いと、中まで熱が通りません

そこで蒸し焼きにすることで、生焼けを防ぐのです。

 

 

9 火を止め、そのまま1分ほど放置する。

 

<ポイント>

放置することで、ゆるやかに余熱を通すことができます。

それにより、パサつきのないふっくらした食感に仕上がります。

 

 

10 9の鰆を皿に盛りつける。そしてフライパンに残った味噌のたれを鰆にかけ、完成。

 

 

まとめ

 

以上です。いかがでしたでしょうか。

 

この西京焼き、熟成で深まった甘味と旨味がとても美味です。

食感も外は香ばしく、中はふっくら

 

和食のレパートリーも広がるので、ぜひ作ってみてください。

 

最後に、本レシピに関するおすすめ商品をご紹介しておきます。


今後も皆様に有益な情報を提供して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

<計量スプーン>

[楽天]


 

[Amazon](URLをクリック)

https://amzn.to/3C1U9G6

 

細かい計量に便利な、6本セットのスプーン。

内容は以下の通り:

 

・大さじ1(15ml)

・大さじ1/2(7.5ml)

・小さじ1(5ml)

・小さじ1/2(2.5ml)

・小さじ1/4(1.25ml)

・小さじ1/8(0.625ml)

 

特に小さじ1/4と小さじ1/8は、微調整に役立ちます。

またスプーンが半球形なので、入れたものがこぼれにくいのも魅力。

 

計量すると毎度一定の味に仕上げられるので、ぜひ使ってください。