どうも、RABBIと申します。
今回は煮卵を作りました。
煮卵とは…
その通り、煮た卵。はい。
ラーメン屋のトッピングによくあるやつですね。
ラーメンに入っていると嬉しいものですが、そのまま食べても美味しいものです。
特に半熟のとろ~っとした煮卵は、格別の味わい。
味がよく染み込んでいれば、なお良し。
しかしそんな煮卵、自宅で簡単に作れちゃいます。
か・ん・た・ん・に、です。
なぜなら卵を茹でて、出来合いのつゆに漬けるだけだから。
めんどくさそうなタレを作る必要もございません。
ではそのつゆとは何か、どう茹でるか。
何日漬け込むか、日持ちはどうか。
今回はそんな煮卵を作る上でのポイントを、解説して参ります。
興味をもたれた方はぜひ、お試しください。
それでは、いきます。
【分量】
全卵 4個
追いがつおつゆ(2倍濃縮) 160cc
水 120cc
1. 卵が浸るくらいの水(分量外)を鍋に入れる。そして中火にかけ、沸騰させる。
<ポイント>
沸騰させる水の量は適当で構いませんが、目安は1L前後。
毎回水の量と使う鍋を一定にすることで、ゆで具合にブレがなくなります。
ちなみに私は、水はいつも900ccにしています。
2. 沸騰したら冷蔵庫から卵を取り出し、卵の底に穴をあける。
<ポイント>
①卵は、ゆでる直前に冷蔵庫から取り出します。
これもゆで具合のブレを軽減するため。
室温に置いておくと卵の温度が変わり、ゆでる際、熱の通りに違いが出る恐れがあります。
なので冷蔵庫から出すタイミングも、一定にしておくとよいでしょう。
②卵の底に穴をあけるのは、殻をむきやすくするため。
理由は理系っぽい説明になるので、省きます。私には説明できません。
100均に穴をあける専用アイテムが売っているので、それがオススメ。
簡単にできちゃいます。
もしくは画鋲で穴をあけてもよいでしょう。
あるいはスプーンで軽く卵の底を叩き、ヒビを少し入れるという手も。
ただ調べたところ…
穴をあける理由は、厳密にはむきやすくするためというよりも、ゆでる際に殻が割れないようにするため、という効果の方が大きいようです。
これも理系っぽい説明になりそうなので省きます。
3. 2.の卵を鍋に入れ、弱火で6分30秒ゆでる。
<ポイント>
①卵を入れるときは、お玉を使うとよいです。
手で鍋の底に落とすと、割れてしまうこともあるので。
②ゆで時間は、個人的には6分30秒がベスト。
形が崩れず、かつとろっとろの半熟になるギリギリのラインです。
ただ好みの問題もあります。
もう少し固めがよければ、ゆで時間を適宜長くしてください。
4. 計量カップに追いがつおつゆ160cc、水120ccを入れる。そしてそれを、二重にしたジップロックの中に入れる。
<ポイント>
①タレは作らず、市販のつゆを使います。
初めは醤油・砂糖・水・みりんなどを使って、一からタレを作っていました。
ただどうにも思うような味にならず、手間もかかる…
そこで目をつけたのが、追いがつおつゆ。
希釈してこれに漬け込むだけで、味がぐんと深まります。
つゆにもめんつゆ・昆布つゆ・そばつゆなど色々ありますが、オススメがこの
追いがつおつゆ。
かつおだしを効かせているので、風味がとても華やかに仕上がるのです。
もしなければ、他のつゆでももちろん構いません。
ただ本当にオススメなので、よろしければぜひお試しを。
②追いがつおつゆと水の比率は、個人的には4:3がベスト。
漬けダレとしては、比較的薄い方かと思います。
めんつゆをまったく希釈せず使うレシピも、多く見受けられたので…
ただ色々試して思ったのは…
やや薄めのつゆに漬け込み、日数をかけてじっくりと味を浸透させるー
これがたどり着いた結論です。
私が思うに美味しい煮卵とは、中まで味が十分に染み込んだ、とろっとろの卵。
まあ「とろっとろ」は好みの要素が大きいかもしれませんが…
しかし内部にまで味が染み込むには、それなりの時間がかかります。
ここで濃いめのつゆに漬け込んでしまうと…
中までつゆが浸透した頃には、卵の外側(白身部分)がかなり濃い味になっています。
あるいは卵の外側(白身部分)がほどよい味になった時点では、まだ中まで味が染み込んでいません。
このように、卵の内側と外側で、味のバランスがとれなくなるのです。
なので全体的にほどよい濃度で、かつ十分に染み込ませるには、やや薄めのつゆに長時間漬け込むのが(多分)一番。
濃いつゆに短時間漬け込んでも、美味しくはなりませんでしたね。
③つゆの総量は、卵4個分で280cc(追いがつおつゆ160cc + 水120cc)。
他のレシピに比べ多い方ですが、これは卵全体を浸すため。
全体が浸らないと、場所によって染み込み具合にムラが出ます。
④ジップロックを二重にするのは、単純に液体漏れを防ぐため。
ジップロックがなければ、タッパーでも問題ありません。
ただジップロックの方が、比較的少ないつゆで卵全体を浸せるので、オススメ。
5. 3.の卵がゆで上がったら、流水にあてて殻をむく。
<ポイント>
流水にあてるのは、余熱で卵が固まるのを防ぐため。
また、殻をむきやすくするためでもあります。
白身と薄皮の間に水が入ることで、むきやすくなるんだとか。
6. 5.の卵を、4.のジップロックの中に入れる。そして、冷蔵庫で4日間寝かせて完成。
<ポイント>
寝かせる日数は、4日がベスト。
他のレシピでは「1日」としていることが多いですが、1日じゃ味が中まで染み込みません。
1日、2日、3日、4日…と日数を増やして試した結果、4日漬け込んだ卵が一番美味しかったです。
味がしっかり浸透していました。
ただ問題は、日持ちするかどうか。
ゆで卵の日持ちに関しては諸説ありますが、意見として多いのが、
・固ゆで、かつ殻つきで保存 → 冷蔵で3~4日
・殻なし、半熟 → 冷蔵で当日中
とのこと。
ただ経験としては、半熟煮卵でも冷蔵4日はもつ…と思います。
何度も作って食べましたが、お腹を壊したことはありません。
ぬめりや臭みといった、腐った様子も特になく。
恐らくですが、追いがつおつゆの原材料に、酢とアルコールが含まれているからかもしれません。
それらには殺菌効果、つまり日持ち効果があるので。
しかし5日目になると、さすがに何らかの違和感は少しありました。
何となくですが、ややにおいが変わったような…
いずれにせよ、「絶対に大丈夫」とは正直言いきれません。
レシピ書いておきながら恐縮ですが、何かあっても自己責任でお願いいたします。
もし不安な方は、漬け込む日数を3日にするとよいかと。
でも味的には、やはり4日ですね。
まとめ
以上です。いかがでしたでしょうか。
この煮卵、手軽ながら絶品ものです。
煮てないので厳密には煮卵と言えませんが。
華やかに香るかつおの旨味、
半熟卵黄のとろける食感ー
ご興味をもたれましたらぜひ、作ってみてください。
ここまでお読みいただき、どうもありがとうございました。
以上。