RABBIのクッキングラボ

有益「裏」情報ブログ。料理・お菓子作りのレシピ、余すとこなく解説します。徹底的に。

【乳化は特に…】絶品ペペロンチーノの作り方<具なしの簡単レシピ>

どうも、RABBIと申します。

今回はペペロンチーノを作りました。

 

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ペペロンチーノは、イタリア生まれのパスタ料理。

シンプルなのが特徴で、主な材料はにんにく・オリーブオイル・唐辛子の3つ。

 

何とも簡単そうですが、そうではないのがこのパスタの醍醐味

少ない食材で、いかに味を出せるか―

 

そこが難しいのです。

私も、納得いくまで何度も作りました。

 

そして調整に調整を重ね、ようやく完成

 

にんにくの使い方、唐辛子の加熱具合、オリーブオイルとゆで汁の比率、そしてちょっとした隠し味など―

 

本記事ではそうした、様々な試行結果によるポイントを紹介して参ります。

といっても、作り方自体はやはりシンプル

 

なので興味のある方は、ぜひ試してみてください。

それでは、いきます。

 

 

 

【分量(1人分)】

スパゲッティーニ 80g

水 1000cc

塩 小さじ1

 

オリーブオイル 25cc

にんにく 1片

鷹の爪 1本

ゆで汁 15cc

ウェイパー 小さじ1/4

ブラックペッパー(あらびき) 適量

パセリフレーク(なくても可) 適量

 

 

 

1. にんにく1片を二等分に切り、芯を取り除いてすりおろす。

 

<ポイント>

にんにくはすりおろした方がよいかと。

香りがしっかり出るので。

 

にんにくの形態は、作り手によって様々ではあります。

スライス、みじん切り、すりおろしなど…

 

ですがスライスやみじん切りは、個人的にはイマイチでした。

にんにくの香りが十分に、オリーブオイルに移らないので。

 

細かくすればするほど、香りが強くなる―

 

というのは定説ですが、同時に焦げやすくなるということで、スライスにする方も多い模様。

 

ですがすりおろしでも、気を付けていれば問題ありません

弱火でじっくり火を入れ、色付き具合をしっかり見ていれば。

 

なのでここでは、香りが最も出やすいすりおろしをオススメいたします。

ただし、あえてにんにくの香りを抑えたいという方は、みじん切りの方がよいかと。

 

 

 

2. 鷹の爪1本を二等分に切り、中の種を取り除く。

 

<ポイント>

種は辛みの元なので、くまなく取り除いてください

少しでも残っていると、激辛に。

 

ちなみに鷹の爪で最も辛いのは、種ではなく胎座(たいざ)と呼ばれる部分です。

 

 

 

3. フライパンにオリーブオイル25ccと、1.のにんにくを入れる。そしてにんにくがきつね色になるまで、弱火で加熱する。

 

 

 

4. 3.に2.の鷹の爪を入れ、5秒ほど加熱してから火を止める。

 

<ポイント>

➀鷹の爪は、少し火を通してから余熱で辛みを引き出します

最初ににんにくと一緒に入れて加熱すると、強烈な辛みが出ることに

 

もちろん途中で加えたり取り出したりして、辛さを調節することも可。

ただ色具合といった見た目のみでは、辛さの程度は判断しにくいかと。

 

②ここで火を止めるのは、フライパンを冷ましておくためでもあります。

フライパンが熱々だと、あとでゆで汁を加えた時にゆで汁が蒸発してしまうので。

 

そうなると、本来なるべきソースの味になりません。

なので、火はいったん止めておきましょう。

 

 

 

5. 鍋に水1000cc、塩小さじ1を入れ、中火にかける。沸騰してきたらスパゲッティーニ80gを入れ、6分ほどゆでる。

 

<ポイント>

➀ペペロンチーノにおけるスパゲッティーニの量は、80gくらいがよし

飽きずに、かつ美味しいうちに食べきれるので。

 

②パスタをゆでるときに、塩を入れるか入れないか―

 

という論争がありますが、私は入れます

その方が下味がついて、少し美味しく感じるので。

 

以前テレビで、「塩を入れても意味はない」「むしろ入れない方がいい」といったような情報を見た記憶がありますが…

 

塩ありと塩なし、両方試したところ、塩なしは味が若干物足りませんでした

なので好みの問題でもあるかもしれませんが、私は入れた方がいいかと

 

③動画では鍋でなく、ニトリの調理容器(パスタ用)を使っています。

電子レンジで茹でられるのが特徴。

 

メリットは火に気を付ける必要がないのと、鍋より洗うのが少し楽な点でしょう。

ただ、サイズ面でちょっと難が…(詳しくは動画を)

 

ちなみにこの容器で茹でる場合、水と塩の量は半分(500ccと小さじ1/2)です。

 

 

 

6. パスタがゆで上がる約30秒前に、4.のソースを再び弱火にかける。

 

<ポイント>

少し温めるだけなので、火は最弱でOK

 

 

 

7. 5.のパスタがゆで上がったら、湯切りをする。そしてゆで汁15ccとウェイパー小さじ1/4を6.に加え、フライパンを揺すぶりながら混ぜる。

 

<ポイント>

➀ペペロンチーノは特に、湯切りをしっかり行ってください

余分なゆで汁が入ると、ソースが分離してしまいます。

 

乳化が台無しになるので、要注意。

 

②油と水のような、本来混ざりあわないものが混ざり合う状態を、「乳化」といいます。

ペペロンチーノにおいては、オリーブオイルとゆで汁が混ざり合うことを指しますね。

 

これが難しい…と思われる方がいらっしゃるようですが、それほどでもないかと。

トングで少し混ぜ、フライパンを揺さぶれば自ずと混ざると思います。

 

泡立て器で混ぜれば確実ですが、洗い物が面倒なもので…

 

③ウェイパーを入れると、シンプルさゆえの物足りなさを解消できます。

小さじ1/4で、食べ飽きなくなる程度の味付けが可能に

 

イタリアンに中華のものを入れるのは邪道でしょうが、仕方ありません。

ちなみにウェイパーがなければ、コンソメでももちろんOKです。

 

④ソースの全体量は、40cc(オリーブオイル25cc+ゆで汁15cc)がちょうどよかったです

 

これは食べ終わったとき、皿にほとんど残らないくらいの量

35ccだとほぼほぼ残らないものの、汁気がなくてやや食べにくくなりました。

 

それからオリーブオイルとゆで汁の比率は、5 : 3(25cc : 15cc)がベスト。

この比率も人によりけりですが、スタンダードとされるのは1 : 1

 

しかし1 : 1だと、何やら物足りなかったのです

食べ終わったとき、何か満たされないような感じがして…

 

オリーブオイルの割合が高めだと、「油っこいのでは」と思われるかもしれません。

 

ですがこれくらいなら、大丈夫かと。

個人的に油特有の重みは、特に感じませんでした

 

 

 

8. 7.のソースに湯切りしたパスタを加え、よく絡ませる。そしてブラックペッパーを適量ふり、再度絡ませる。

 

<ポイント>

ブラックペッパーを入れることで、味に若干のパンチを与えられます

一般的にはあまり入れませんが、これも味付けのためなので仕方なし。

 

ブラックペッパーの代わりに、イタリアンパセリを入れてみるのもいいでしょう

 

 

 

9. 8.を皿に盛り付け、パセリフレークを適量かけて完成。

 

 

 

まとめ

 

以上です。いかがでしたでしょうか。

1つ1つポイントを押さえれば、必ず良いペペロンチーノができると思います。

 

にんにくとオリーブオイルの風味を存分に活かし、

ウェイパーとブラックペッパーで充足感を与えたペペロンチーノ。

 

食欲をそそられた方、ぜひご挑戦を。

 

ここまでお読みいただき、どうもありがとうざいました。

お疲れさまでした。

 

 

以上。

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