どうも、RABBIと申します。
今回はりんごのコンポートを作りました。
コンポートとは、果物をシロップ(砂糖+水)やワインで煮込んだもの。
ジャムと違い、果実そのものの味や形を残して作るのが、特徴です。
しかし作るのは、いたって簡単。
ジャムのように果実を崩す必要がないので、煮込み時間はそんなにかかりません。
さらにコンポートはそのまま食べても、何かの付け合わせにしても、何かと混ぜてもOK。
要するに、用途様々。
ジャムはパンに塗る以外、あまり使い道が思い浮かびませんが…
いえ、決してジャムを軽蔑しているわけではございませんよ。本当に。
とにもかくにも、本レシピではそんなコンポートの作り方をご紹介。
今回はりんごのやつですね。
風味・食感・見栄えの三拍子そろった、極上の一品。
興味をもたれた方、ぜひご挑戦を。
それでは、いきます。
【分量(1~2人分)】
りんご 1個
水 200cc
グラニュー糖 65g
レモン汁 15cc
バニラエッセンス 小さじ1/2
1. りんご1個を、包丁で縦8等分に切る。皮は残し、芯は取り除く。
<ポイント>
①芯は、縦4等分に切った時点で取り除くのがオススメ。
やりやすいので。
わからなければ、動画をご覧ください。
②皮をむかないのは、シャキシャキ感を残すため。
これがトロトロの果実部分と合わさり、食感のメリハリがつくのです。
また、見栄えがよくなるという利点もあります。
鮮やかな赤色が残るので。
皮があると、食べにくいイメージがあるかもしれません。
しかし煮込むことで、皮も柔らかくなるので問題なし。
それでも気になる方は、皮をむいてももちろん大丈夫です。
③使うりんごは、紅玉がオススメ。
りんごのお菓子作りでは、どこもかしこもこいつが挙げられていますね。
でも本当に、紅玉は煮込むとその真価を発揮します。
風味が桁違いに高まるのです。
何と表現してよいやらわかりませんが、いかにもザ・リンゴって感じ。
存分にりんごを味わえます。
しかしながら他のりんごを使っても、もちろんOK。
実際、動画では「サンつがる」というりんごを使っています。
紅玉買いに行ったのですが、運悪く売ってなかったのです…
それでたまたま置いてあった、サンつがるを仕入れることに。
まあ、サンつがるは紅玉とゴールデンデリシャスを掛け合わせてできたりんご。
割と適任ではないでしょうか。
2. 鍋に水200cc、グラニュー糖65g、レモン汁15cc、バニラエッセンス小さじ1/2を入れる。
<ポイント>
①コンポートには、よく白ワインが使われます。
ですが本レシピでは、不採用。
一度、白ワインでも煮込んでみました。
しかし特にこれといって、風味の変化は感じられなかったのです。
要するに、入れても入れなくても味がよくなった気がしないので、使っていないだけ。
違いのわかる方は、白ワインを採用してやるとよいでしょう。
②グラニュー糖65gというのは、主に紅玉系のりんごで作る場合の量。
紅玉系のりんごというのは、ここでは酸味のある種類を指します。
甘味の強いりんごを使う場合は、グラニュー糖を5g減らしてみてください。
それでちょうどよい甘さに仕上がる…はず。
まあ、難しいですがね。
同じ種類でも、甘味の個体差はあるので。
考えるのが面倒であれば、とりあえず65gでいっちゃってください。
③レモン汁を入れるのは、主に味を整えるためです。
甘味が際立ちがちなコンポート。
しかし酸味を少々加えてやることで、味がすっきり引き締まるのです。
他にも、フルーツの変色を防いだり、とろみをつけるといった役割があるようですね。
そこは全然気にしてませんでしたが…
④バニラエッセンスを使うのは、風味を高めるため。
エレガントになります。これ入れるだけで。
あるのとないのとじゃ仕上がりが違ってくるので、ぜひ入れてみてください。
ちなみに自家製のバニラシュガーを使ってみたこともありますが、ダメでした。
舌触りが悪くなる、色が汚くなるということで…
3. 2.を弱火にかけ、グラニュー糖を溶かしながら混ぜ合わせる。
4. 3.が沸騰し始めたら、1.のりんごを加える。そして水分がなくなるまで、適宜りんごをひっくり返しながら煮詰める。
<ポイント>
本レシピの水分量だと、りんごが完全に浸らないかと思います。
ですが普通に煮込められるので、特に問題はありません。
その代わり、りんごは適宜ひっくり返してください。
全面的に柔らかくなるように。
ちなみに、煮込み時間の目安は大体15分です。
5. 4.のりんごを、皿に盛り付ける。そして粗熱がとれたら、冷蔵庫で3時間以上冷やして完成。
<ポイント>
鍋に残った赤いシロップも、少量ですが皿に盛り付けてみてください。
見栄えに磨きがかかります。
まとめ
以上です。いかがでしたでしょうか。
このりんごのコンポート、とろっとろです。
他のもそうだとは思いますが。
柔らかく、それでいながら弾力のある食べ応えがたまりません。
さらに皮のほどよいシャキシャキ感が、食感の単調さを打ち消してくれます。
そして何より、りんごの旨味。
素材のエキスが1点に凝縮されたような、自然な奥深さを感じます。
材料も作り方もシンプル。
なので手っ取り早くシャレた料理をしたい方、ぜひお試しください。
ここまでお読みいただき、どうもありがとうございました。
以上。